はじめから会社にしてしまえば良かったのかも知れませんが・・・。^^;

苦労したといえば苦労したのかも知れませんが、逆に言えば、それが楽しかったことでもあります。

思い出に残っていることをあげます。

1つ目は、とにかく、当時はキッチンカーや移動販売車というものが世間的に認知されていない状態で、保健所（担当の方も）や陸運局（検査官の方も）の申請さえもままならず、何度も何度も足を運んでやっと許可を取ることができたことです。

2つ目は、営業場所の確保に随分と苦労しました。

目の前で名刺を折り曲げられたり破かれたりというのは何度かありました。

今考えると、社会人としてありえないことが当時は普通に起きていました。（笑）

3つ目は、とにかく売れない！売れない！！売れない！！！そんな日が続き、死ぬかと思いました。

周りからは「そんなのうまく行くはずがない」、「そんなことやっている人はだれもいない」、「恥ずかしくて親戚にも言えない」・・・と、身内からも批判の嵐で、白い目で見られる日が続きました。

通りすがりの人からは、「俺が定年で引退したらやってやるよ」と言われたり、色を塗りたての車体に小石で恥ずかしい言葉を落書きされたりと、とりあえず一通りの嫌がらせを経験し、最下段にたどり着いた気がしました。

でも、「負けられない」という気持ちが大きくて、毎日とにかくアイデア！寝ても冷めてもアイデア！！という感じで、毎日違う取り組みをしていったのを覚えています。

4つ目は、やっと出られたレンタルショップの店頭で、あっち系の人に絡まれたことです。

すぐに警察を呼びましたが、おでこに小さい丸メガネをちょこんと乗せたスキンヘッドの人が現れ、車の周りをウロウロ。(,,ﾟДﾟ)

こちらをみて声をかけてきたときには「あ、俺もここまでか・・・」と思いましたが、なんとその人が警察の方だった・・・ということは今でも笑い話です。

とにかく今では想像もできないようなことが、当時は毎日のように降り掛かってきて、なんで自分ばっかり！と思ったこともありましたが、今でも元気に続けていられるということは、周りに感謝です。

本当に運が良かったんですね〜。（笑）

楽しかったことは、全部ですね。

苦労した分だけ、人生が豊かになっている証拠ですし、普通の人が普通に生きていて経験できないことをたくさん経験できたと思います。

今では多い時で年間100名くらい、少ない時で年間30名くらいの開業希望者の方が見学にいらっしゃいます。（2020年7月現在：10名ほどです）

ほとんどの方が苦労話＆お茶して、最後にワクワクして帰っていきますけど・・・。

自分の経験が、新たにチャレンジしたいという方の励みになれば、こんなにうれしいことはないですね！(^o^)